子供の育ちを社会全体で支えるー横浜市瀬谷区のNPO法人さくらんぼの取り組み

2018年10月29日 01時47分 | カテゴリー: 活動報告

 横浜市瀬谷区で活動しているNPO法人さくらんぼは、保育園からスタートし、そこですくいきれなかった困りごとに対応することで、地域で必要とされている様々な事業を育ててきました。現在は、保育園、乳幼児一時預かり事業、学童保育、地域子育て支援拠点、児童家庭支援センター、ヘルパー派遣事業などを運営しています。瀬谷区は、ベトナム、中国、タイから来た方が多く住む地域です。「さくらんぼ」は日本語が苦手な外国人の母親に情報が届くように工夫し、だれもが排除されることなく、その人がその人のままで地域で暮らせるように参加障害のない街づくりに取り組む、子育て世代の強い味方です。障害を持つ方や、シングルマザーなど多様なバックグラウンドのある方も含めて、地域の人の働く場にもなっています。「地域子育て支援拠点にこてらす」と「児童家庭支援センターうぃず」のお話をさくらんぼ理事長の伊藤保子さんに伺いました。

その日の気分でつける名札

 「地域子育て支援拠点にこてらす」は、子育て中の親子が自由に集まり、交流する場です。当日もたくさんの親子がお庭で遊んだり、木のぬくもりあふれる室内で遊んでいました。相談員がいて、子どもの発達や生活の困りごとを気軽に相談できる場所です。この日はベトナム出身のスタッフがいるということで、ベトナム人のお母さんがたくさん見えていました。自分も異国の子育てで困った経験があるから助けてあげたい、というスタッフがいるのですから、どんなに心強いでしょう。障害のある子どもを育てている先輩ママも、スタッフにいて当事者を入れて人材育成もしています。

 「児童家庭支援センターうぃず」は18歳未満の子供が相談できる場所です。児童相談所は敷居が高すぎるから相談しにくいという方も、ここなら相談しやすく、また横浜市子育て短期支援事業として、2歳から12歳までのショートステイも行っており、拠点と連携した支援ができます。

子どもの発達、親自身の健康、夫婦関係、経済状況など、複雑な問題が根っこにあり困難を抱えている方に、「さくらんぼ」の様々な事業が連携したソーシャルワークの事例を伺い、このような子育てを丸ごと支援していく仕組みがとても重要であることを学びました。私たちの地域の子育て支援にも提案していきます。