長崎原爆体験を聞いて平和を考える

 7月9日、生活クラブ・高津センターで、「長崎原爆体験を聞いて平和を考える」学習会に参加しました。講師は、宮前区鷺沼在住の松本希雲(正)さん。14歳の時に長崎の爆心地から2.8kmで被爆されました。1931年生まれの松本さんは88歳、被爆者の平均年齢は83歳になり、記憶は薄れ、語る人が少なくなっていると言います。だからこそ、被爆者の生の声を届けなければと、活動されています。5行詩歌に平和と核廃絶を託して次世代に語り継いでいらっしゃいます。

 「語らないと 知らないになり やがて 歴史の流れの中で なかったことになる」

と詠まれました。中学生、高校生に話をする機会があるけれども、家庭の中で、命を考える教育は消えている、命を引き継ぐためには何が必要か考える必要があるとおっしゃいます。

 人間は2回死ぬ。一回はその人が死んだ時。でもその人を想っている間は生きている、彼の分までどう生きるか考えている間は生きているのだと。そうして友の分まで生きてきたと。

 21世紀は危険な核の時代です。福島原発の事故後にわたしたちができることは、脱原発です。平和で豊かな世界を子や孫に残していくためにみんなで勇気をもって核廃絶に取り組まなければならないと話されました。戦争の犠牲を無駄にせず、命の大切さを若い人に理解してもらいたい、平和がどれだけ大切か、これからはあなたたちの時代、そのためにも投票に行きましょうとしめくくられました。

  福島原発では汚染水タンクは増え続け、廃炉までの道のりは早くても30年~40年、もっと長い歳月がかかるとも言われています。こんな危険な原発にエネルギーを頼るのは、もうやめなければ未来はありません。次の世代のために核のない平和な世界を作っていかなければなりません。