登戸研究所資料館を訪ねて-平和を願う

2019年8月1日 00時41分 | カテゴリー: 活動報告

   1/10サイズの風船爆弾

 7月31日、神奈川ネット川崎ブロック主催の夏休み親子平和ツアーに参加し、登戸研究所資料館に行ってきました。明治大学生田キャンパスの中には戦争の遺跡がたくさん残されています。登戸研究所は、旧日本陸軍が秘密戦のための兵器や資材を研究・開発するために設置した研究所で、一般にはその存在は秘密にされていました。この資料館はその研究所の施設だった建物を保存、活用して、ここで開発していた、風船爆弾や生物兵器、毒物兵器偽札づくりなどを紹介、展示しています。

 ここの元所員の証言を引き出すきっかけを作ったのは、自分の住んでいる地域の歴史を調べようとした高校生たちでした。家族にも自身の経験を語らず沈黙を貫いていた心を高校生たちの交流が開いていき、貴重な証言が得られ知られざる歴史が明らかになっていきました。

戦争は、時として理性や人間性をも無くしてしまいます。はじめは嫌だった人体実験も(科学的興味がわき)慣れると一つの趣味になったと述懐しています。なんと恐ろしいことかと思います。

 戦争の暗部を直視して、語り継いでいくために、戦争を起こさないために、こうして戦争の遺跡が残されていることはとても重要だと思います。初めて資料館を訪れましたが、登戸研究所資料館を多くの人に、特に若い世代に知ってもらいたいと思うとともに、こんな研究が二度とされないよう、戦争のない平和な世界への思いを強くしました。