マイタイムラインを考えよう!

 2019年の東日本台風では、川崎市内で158か所の避難所が開設され、最大33,150人の方が避難しました。地震の避難とは違って、洪水からの避難はあらかじめ備えることができたものも、これだけ大勢の人が避難したのは 初めてのことで、避難所では大きな混乱が起きました。

市は、「号外!備える。かわさき」のタブロイド誌を3月半ばから各戸に配布しています。4月初めに自宅に届いたこの号外には、「あの日、川崎市では」として、今回、避難所ではどんなことが起きたのか、地域で支え合ったことや、見えてきた課題について取り上げています。川崎市では、「洪水からの避難を考え直します」としてアンケートを実施しています。

避難所での備蓄物資の配布についてどう考えるか、ペットのケージを用意しているか、災害時の避難情報の発信はどの媒体が有効だと思うか、避難所で受付や物資の運搬などのボランティアの呼びかけがあったら手伝えるかなど、私たちの意見をこれからの対策に生かしていこうというものです。私たちの声を届けて改善していきましょう。

また、次の風水害に備えるために、「マイタイムライン」を作成することを勧めています。マイタイムラインは、2015年9月に起きた関東・東北豪雨によって発生した鬼怒川の反乱被害を教訓に、犠牲者ゼロを目標に始めた取り組みです。台風や大雨など事前にわかる災害に備えて、「いつ」「どこで」「誰が」「何をするのか」をあらかじめ時系列で整理した自分自身の防災行動計画です。

家にいる時間の多い今、ハザードマップで自宅のリスクを確認して、風水害時に、自分がどう行動するか、3日前、2日前、当日と行動計画を立てておくことが大切です。いざという時に慌てることなく、行動することができるように、マイタイムラインを作っておくことが自分や家族の命を守ることにつながります。

市は避難所毎の受け入れ人数の目安を公表することや、公共施設を避難所として使えるようにしていくとしていますが、地域の住民全てを避難所で受け入れることは、現実には不可能です。予測できる風水害の避難については、自宅での垂直避難(上の階への避難)、親戚や知り合いの家への避難、遠方避難など、避難所以外に避難する方法についてもあらかじめ考えておくことが必要です。

新型コロナ感染症への対応が必要な今、災害が起きた場合に備え複合災害についても対策を考えていくことが求められています。これからも地域の皆さんと共に災害時の避難について取り組んでいきます。