2020.9 決算審査特別委員会(文教分科会)から  地域の学びの場の充実を!

川崎市には、心理的な理由や他の様々な理由で学校に通えなくなっている小中学生を対象にした、学校以外の学びの場として、ゆうゆう広場が6か所あります。

昨年度の登録件数は、ゆうゆう広場あさおが58名、たま25名、たかつ63名、中原48名、さいわい31名、みゆき17名、合計242名でそのうち小学生は31名とのことでした。ゆうゆう広場は、本人の自主性を大切にしていて、自分の体調や状況に合わせて、いつ行ってもいつ帰ってもよいことになっています。学区の指定がなく、時間帯も自由なため、小学生の間は保護者の送り迎えが必要です。しかし、共働きが当たり前になり、送り迎えが厳しいという声が届いています。高学年になれば、自力で通うことを認めてもいいのではないかと尋ねましたが、やはり安全を最優先とするため、保護者もしくは保護者の認める大人が送迎をということでした。日々の送迎が難しい場合は、個々の状況に応じて対応しているとのことですので、まずは相談をしてください。

不登校の子どもは、数年前まで学校に戻すことを目標に考えて指導していましたが、現在、文部科学省は「不登校は問題行動ではない」としており、社会的に自立することを目指す必要があるとしています。ゆうゆう広場の指導員には退職した教員が多いことから、学校に戻そうとする指導が行われていないかも確認しました。一人ひとりのおかれた環境やニーズに合わせ、ゆったりと自分らしく生活し、社会的自立に向けて準備する場として安心できる居場所だということを子どもたちに伝えているとのことでした。

児童生徒が置かれている環境や社会的背景は、多様化、複雑化しているので一人ひとりの状況に応じた支援の場が必要だと考えている、子どもの施策を担当する局区と連携して子どもに寄り添った、より良い支援に努めていくとの答弁でした。学校だけが学びの場ではありません。コロナ禍で不登校の子どもが増えてきているのではないかと危惧されます。子どもたちの地域の学びの場や居場所を充実させていくことをこれからも提案していきます。