多文化共生社会に向けて~私たちができること~

1月23日、生活クラブ運動グループ地域活動連携協議会かわさきの「多文化共生社会の実現に向けて~私たちができること~」というフォーラムにZoomで参加しました。講師は、多文化活動連絡協議会代表の中村ノーマンさん。

ノーマンさんは、10歳でカナダから来日。日本で育ち日本の企業に就職しました。川崎市外国人市民代表者会議の委員を経験したことが社会活動のきっかけとなり、外国につながる子どもの高校進学問題に取り組んでいます。外国籍県民かながわ会議でもこの問題を報告に盛り込みました。

人はそれぞれ違い、その違いを尊重し多様性を受け入れることが、共に生きることで、目指すのはだれもが共に生きる社会です。

外国人は在留資格の許可を得て日本に住んでいます。このところ増えているのは介護、農業、漁業などの特定技能実習生で5年間限定の滞在許可です。人間を労働力としか見ていない、人として見ていません。子どもは家族滞在の許可で、成人しても努力しない限り家族滞在では週28時間以内の就労しか認められず、一生就職した就労にはなりません。在留資格の改正を考えることも必要です。

外国につながる子どもを取り巻く状況は、普通の日本の家庭にある資本が少なく、不安のある家庭が多いことから、社会で支える仕組みが必要です。本当に必要なのは、その人の人生に寄り添うことで瞬間の、今だけの相談ではないと話されました。中でも未来に希望が持てるように学びの支援、高校進学の支援は重要です。外国につながる子どもの高校在学率は30%です。行政や地域で一人ひとりのニーズに合った支援をすることが、子どもの未来につながります。

外国人も暮らしやすい地域づくりは、一人ひとりの課題の理解から始まり、自分事として考え、相手の立場に立つ想像力が必要だと話されました。

講演の後は、グループに分かれて、自分が日ごろの生活の中でできそうなこと、しようと思うことについて話し合いました。相手の文化を知ることは大事で、差別や偏見を持たないように理解して寄り添うこと、困っている人がいれば継続して関わる関わる人を増やしていくために情報を発信していくなどの意見が出ました。地域から、外国につながる子どもの支援に取り組む活動を進めていきます。