川崎市の香害への対応

川崎市では2019年1月に「香害」のポスターを作成し、公共施設に掲示して市民への啓発周知に努めています。2020年2月の予算特別委員会では子どもたちへの影響を考慮して、学校や保育園にもポスターを配布するように求め、周知していただきました。

 

そのような中、昨年秋、化学物質過敏症の方からの相談を受けました。

詳しくは、「化学物質過敏症をもっと多くの人に知ってもらいたい」を参照https://oonisi.kanagawanet.jp/blog/2021/09/23/989/

化学物質過敏症は特に、においに対する反応が特徴的で、近年柔軟剤や、合成洗剤の香料で発症する人が増えています。そこでポスターを作成している担当部署の消費者行政センターに相談しました。

11月の「消費者支援強調月間」にポスターのデザインを改定し、公共施設に掲示してくれました。町内会の掲示板にポスターが掲示できないかと調べてくださいましたが、様々な条件があり、残念ながら実現しませんでした。

 

12月議会の一般質問で、この問題をとりあげ、市政だよりなどで香害の周知を求めました。「継続的に公共施設にポスタ―掲出を行うことで周知を図っていく」、「より多くの方々に知ってもらえるように広報に努める」とのことでしたが、この度、市政だよりの4月号(6・7面)にポスターが掲載されます。各ご家庭にポスティングで届きますので、より多くの市民の目に留まることを期待しています。

(2022年2月15日発行の議会かわさき第133号の大西の欄にもポスターあり)

 

またポスターは掲示していると汚れたり、傷んだりしますし、定期的に張り替えられることもありますので、改定時などをとらえて継続的な掲示を提案しました。

現在、学校(市内小学校、中学校、高校、特別支援学校184校)や保育園(公立保育園、認可保育園、地域型保育事業、認定こども園491施設)に新しいポスターを配布中ですので、新学期には掲示されると思います。様々な化学物質が私たちの日常にあふれています。なくすことはできませんが、知ったうえでなるべく多くを取り込まないように対応することはできます。感受性の強い子どもたちが、影響を受けないようにと願います。

 

化学物質過敏症の方への区役所など窓口対応の配慮については

「特別な配慮が必要となる場合があるものと考えている。知識の習得や当事者に寄り添った対応について、区役所サービス向上研修で認識を深めるなど、関係局区と連携した取り組みを進める」とのことです。

区役所などでの窓口対応については、ご自分の状況を相談して、個別の配慮を求めてください。対応してもらえます。

 

第208回国会 参議院予算委員会【2022年2月28日)

「香害」についての岸田総理の見解です。

内閣総理大臣(岸田文雄君) 先ほど消費者庁からも答弁がありましたが、香りの強さの感じ方には個人差があります。自分にとって快適な香りでも不快に感じる人がいることから、周囲への配慮が必要であると考えます。そして、引き続き、必要な研究、これは進めなければなりません。  そして、その上で、今委員もおっしゃったように、公的な場を始め様々な場におけるこの香りへの配慮、こうしたものについて周知を図る、こうした取組も進めていかなければならないと考えます。