消防団員の加入に向けて―外国人消防団員の積極的な広報を

2022年4月1日現在の川崎市の消防団員の数は1067人。内、女性団員125人、学生団員31人、機能別団員47人です。川崎市では活動内容を限定した機能別団員制度を2020年度に導入し、大規模災害団員(災害対応活動・後方支援活動)と広報活動団員(火災予防等の消防広報に限定した活動)という機能を限定した団員がいます。

消防団員の数は条例定員1,345人の所、それぞれ4月1日現在で、2020年は1,105人、2021年1,092人、2022年1,067人と毎年減ってきています。コロナ禍ということもあり、なかなか新しいことに取り組む気持ちになれないこともあります。加入に向けた取り組みを聞きました。

昨年度は、通信機能をより強化するために、MCA無線を順次更新し、活動環境を整備、2020年度からは年額報酬の増額、今年度は年額報酬の階級に応じた額への改定、出動報酬の新設、給与の個人への直接支給など処遇改善を図ってきたとのことです。加入に向けた広報としては、市のHPに消防団員の動画掲載、アゼリアビジョンや「成人の日を祝うつどい」での放映、消防庁の消防団員入団促進キャンペーンへ協力し、消防団員とお笑い芸人が出演した動画やポスターの活用などがあります。

川崎市には多くの外国人の方が住んでいます。(2022年度4月1日現在43,760人)しかし、消防団のHPを見ても、外国人の方が入れるのかどうかよくわかりません。実際には外国人の方も機能別団員の広報で活動しています。

横浜市のHPでは、「外国人消防団員」という項目があり、やさしい日本語のチラシも掲載されています。「在留カード」または「特別永住カード」を保有している人、公権力を行使した活動ができないことを承諾できる人、日本語でのコミュニケーションが取れる人など、入団条件はあるものも、積極的に募集しています。

地域に暮らす外国人の方が、自分の住む街に関心をもって、消防団に加入をと考えてくださるのはとても自然なことです。外国人の方にも消防団加入を積極的に広報していくことを提案しました。

市からは、外国籍の方の入団は、消防団員の確保対策や大規模災害発生時において、通訳や翻訳支援等の活動に期待ができるほか、平常時には広報活動に従事してもらうことで、地域の防災力向上につながると考えている、広報について各消防団長の考えなどを確認して検討していくとの答弁がありました。

また消防団が普段どのような訓練や活動をしているのかよく分からないということも、加入に繋がらない一因と考え、HPや市政だよりでの分かりやすい広報を要望しました。